「大好きなライバーに送ったファンレターが渡されずに破棄されていたなんてショックです。どうしてこんなことが起きたのか、具体的な管理体制はどうなっているのか知りたいです。」
- 卒業ライバーへのファンレターが誤って処分されていたことが判明
- 運営は謝罪し、担当者を規則に基づき処分・再発防止策を発表
- 再募集期間を設けてファンの気持ちを改めて受け取る対応を開始


■第1パート:何が起こったのか?
まずは、今回明らかになった“不手際”について整理しましょう。
- 誤って処分されたファンレター
話題の中心にあるのは、にじさんじを運営するANYCOLOR社が管理していたファンレター。対象は、すでに同グループを卒業したライバー「鈴谷アキ」さん宛てだったそうです。 - 本来は手渡されるはずだった
ファンレターは、ライバーの活動期間中はもちろん、卒業後も一定期間は受け付けるというルールが設けられています。今回も卒業後の2024年2月1日から9月末までに到着した手紙をまとめて保管し、本人に最終的に渡す流れになっていたはず。しかし、何らかの管理ミスが原因で2024年12月末のオフィス整理のタイミングで破棄されてしまいました。 - ファンや本人にとっての衝撃
大切な推しライバーへの感謝や思いを綴った手紙が届かないまま処分されるというのは、ファンにとっては衝撃的な出来事。一方で、ライバー側もファンの声を受け取れないままになってしまい、双方にとってかけがえのないコミュニケーションの機会が失われてしまいました。
ファンレターは“推し活”において大変貴重な存在であるだけに、このトラブルは少なくない波紋を呼んでいます。
元当社所属ライバー「鈴谷アキ」へのファンレターの再募集について
— にじさんじ公式🌈🕒 (@nijisanji_app) February 12, 2025
日頃よりバーチャルライバーグループ「にじさんじ」・「NIJISANJI EN」を応援いただき、誠にありがとうございます。…

■第2パート:運営の対応と謝罪内容
今回の事態を受け、にじさんじ運営は公式X(旧Twitter)などのプラットフォームを通じて謝罪文を公表。そこから見えてくるのは、管理体制の不備と再発防止策に対する姿勢です。
1.運営側の謝罪コメント
- 「管理不備による誤廃棄を確認」
公式発表では、ライバー本人から「ファンレターはどうなったか?」という問い合わせを受けたことがきっかけで事態が明るみになったといいます。そして社内調査を進めた結果、12月末のオフィス整理中に誤って処分していたことが判明したとのこと。 - 「深く責任を感じている」
ファンにとって手紙は非常に大切な存在であるという認識が強く示されています。さらに卒業を迎えたライバーにとっても、ファンの応援メッセージは今後の人生の糧になるものだと考えられるため、企業としての管理ミスは決して軽視できるものではないと痛感している様子がうかがえます。
2.担当者らの処分と組織的対応
- 担当者への懲戒
公式発表によれば、就業規則に基づいて担当者を処分したとのこと。処分の内容までは公表されていませんが、一定の責任が問われた形です。 - 再発防止策の策定
ANYCOLOR社はファンレターの受付ルールを既に設けていたとのこと。しかし、「同規程に沿っていたにもかかわらず破棄される」という矛盾を認め、今後はより厳重な体制で管理・保管を行うとしています。具体的には、一元管理システムの導入やオフィス整理時のチェックリスト強化などが挙げられました。 - 企業イメージへの影響
人気グループを運営する企業として、ファンとの信頼関係は何より重要。その信頼を損なう行為が発生してしまったとなると、今後のブランドイメージへの影響も懸念されます。ここで適切な対応を取り、再びファンの信頼を取り戻せるかが大きな課題となりそうです。

鈴谷アキさんのファンレターの事件、本人からの申告って事考えると最後の最後までリスナーと向き合ってくれてたのが伺えてアキくんの印象は上がるけどそれ以外が全部最悪で部外者なのに心が痛いし、ファンレター送ってすらない奴が 隠せたのに公表して偉い! って言ってんのかなりモヤモヤする
— 🐣 (@kyofitaga) February 12, 2025
■第3パート:ファンレターの再募集とファンの反応
今回の問題を受け、運営は**「再募集期間」を設ける**と発表しました。2025年2月13日から同年5月31日まで、再度ファンレターを受け付けるとのことです。
- 再募集の狙い
破棄されてしまった分をもう一度受け取りたいという、ライバー側の意向もあったようです。何より、一度書き上げたファンレターがそのまま闇に消えてしまったファンの気持ちを考えれば、改めて募集することで少しでも救済の道を作る意図が見えます。 - 実際のファンの声
「努力して書いた手紙を再び書き直すのは大変」「気持ちが変わらないうちに届けたい」という意見もあれば、「運営が誠意を見せてくれたので、もう一度書く気になった」と前向きに捉えている人もいます。SNS上ではさまざまな反応が見受けられ、運営に対して「ちゃんと管理してくれるなら送り直したい」といった声もちらほら。 - 卒業後のライバーが大切にするもの
ライバーが卒業後に受け取るファンレターは、活動の総まとめとも言えます。それまでの感謝や応援の気持ち、そして新しいステージへの激励が詰まったかけがえのない贈り物。それを本人に届く形で再度用意する機会が設けられたことは、救いとも言えるでしょう。
これはファンの想いも鈴谷アキさんの想いも踏みにじる重大インシデント
— ヤン☘️ゆにチル (@yan_ultra) February 12, 2025
誠実に、詳細に、処分まで含めて公表したことは評価に値するが、二度と起こってはいけない事案ですね https://t.co/X2pFy97KyD

【今後の動向・予測】
それでは最後に、今回の騒動が今後どのように展開していくのか、いくつかのポイントを挙げてみます。
- 再発防止策の実効性
最も注目されるのは、企業が打ち出した管理方法がどれだけ実効性を伴うかという点です。システム導入やチェック体制を強化するとしても、実際に現場の担当者がどのように運用するかによって結果は大きく変わります。万が一、今回と同じようなトラブルが再び起これば、信頼回復は一段と難しくなるでしょう。 - ファンの信頼回復までの道のり
一度失った信用を取り戻すには、時間と努力が必要です。特にファンレターは直接気持ちを伝える大切なツールだけに、運営の誠実な対応が見られなければ心象は悪化するばかり。今後、再募集でどれだけ誤りをフォローし、ファン一人ひとりの声に寄り添っていけるかが鍵になるでしょう。 - 他ライバーや同業界への影響
VTuberグループは今や多種多様で、芸能プロダクションとしての体制を整えているところも多いです。今回のニュースが広まることで、他の事務所も“ファンから届く手紙やプレゼントの管理”を再点検する流れが強まるかもしれません。ライバーだけでなく、アイドルやタレントを抱える企業にとっても他人事ではない話題と言えるでしょう。 - 卒業後のライバーとの接点
ファンレターのやり取りは、配信活動を終えたライバーとファンがつながる数少ない手段の一つ。にじさんじのように大手であっても、卒業後にどれだけファンの気持ちを尊重できるかが今後も問われるでしょう。イベントやグッズを用意するケースもありますが、何より手紙という“アナログな暖かみ”を否定できないのは事実です。

■結びにかえて
今回の騒動は、一見すると「企業の管理ミス」という単純なミスに思えますが、その裏にはファンとライバーの絆、そして配信業界における信頼関係の重みが凝縮されています。送る方も受け取る方も、想いのこもったコミュニケーションを大事にしている中で、誤って破棄されるというトラブルは痛恨の極みでしょう。
しかし、運営側が素早く公表して謝罪し、再募集という対応を取ったことは、誠意を見せる一歩として評価できるかもしれません。とはいえ、これで全てが解決するわけではなく、今後どのように取り組むかが勝負どころと言えそうです。ファンに寄り添い、失った信頼を一歩ずつ取り戻す姿勢を見せられるかどうか――その結果が、にじさんじグループ全体のブランドイメージや他ライバーの活動にも少なからず影響していくことでしょう。
今後の動きとしては、再募集の状況報告や、運営の管理体制が実際にどう変わるのかが気になります。特に、どのように手紙を保管し、いつどんな方法でライバー本人へ確実に届けるのかといった具体的な仕組みが示されれば、ファンの不安を和らげる一助になるでしょう。
私自身も引き続きこの問題をウォッチし、新たな情報が入り次第お届けしたいと考えています。ファンの思いが無事ライバー本人に届き、また笑顔でコミュニケーションできる日が来ることを願っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
それでは、また次のエンタメ情報でお会いしましょう!

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