2026年10月16日夜時点の報道とNTTドコモの発表にもとづく内容です。復旧の状況は変わる可能性があるため、最新情報はドコモの公式発表で確認してください。
昼に「M9.9」という数字で話題になった緊急地震速報(のちに取り消し)。その陰で、もうひとつ大きな話題になっていたのが「ドコモのスマホだけ鳴らなかった」という声です。
私も周りの音が一斉に鳴り出したのに、自分のスマホだけ静かだった、という投稿を何件も見かけました。夕方になってNTTドコモが公式にお詫びを出したので、分かっていることを整理します。(速報そのものの誤報については、こちらの記事にまとめています)
先に結論だけ
- NTTドコモは、緊急速報「エリアメール」が配信されなかったことを認め、原因は自社のシステム不具合と発表
- 対象は10月16日午後0時40分ごろにカムチャツカ半島付近の地震に関連して出た緊急地震速報
- ドコモは「事象解消までエリアメールが配信されない場合がある」と案内
- 報道では復旧に数日かかる見込みとも伝えられている
- 復旧まではテレビ・ラジオ、防災アプリ、自治体の防災メールなど複数の手段を持っておくと安心
何が起きたのか
- 12時40分ごろ気象庁が北海道・東北・関東・中部地方の23都道県に緊急地震速報を発表(のちに取り消し)
- 直後からXで「ドコモの端末だけ鳴らなかった」という報告が相次ぐ
- 15時50分時点NTTドコモ広報は「そういったお声が上がっていることを認識している」とし、影響範囲や原因を調査中と説明
- 18時32分ドコモが公式Xで「お詫び」を発表。原因は当社のシステム不具合と判明したと説明
ドコモの発表では、解消に向けて早急に対応を進めているものの、事象が解消するまではエリアメールが配信されない場合があるとのことです。
「サイバー攻撃では?」という声について
Xでは「ハッキングされたのでは」という投稿も目立ちました。ただ、気象庁は速報そのものについて「サイバー攻撃を受けた可能性はない」と説明しています。ドコモの件は、ドコモ自身がシステム不具合が原因だと説明しているので、現時点で攻撃だと決めつける材料はありません。
不安なときほど、確認できていない説明に飛びつきたくなります。公式の発表がある内容は、そこを軸に読むのが安全です。
報じられた「電文の異常」とは
ニュース配信サービスのNewsDigestは、続報として「電文に異常と判断された部分があり配信されなかった」と伝えています(ドコモの説明として報じられたもの)。今回は気象庁側で「M9.9」という異例の数値が出ていたため、受け取る側のシステムが電文を異常と判断した可能性は考えられますが、ドコモが詳細を公表しているわけではないため、あくまで推測の域を出ません。
詳しい原因や再発防止策は、ドコモの正式な説明を待つ必要があります。
復旧までの間に、できること
ドコモのスマホを使っている方は、復旧までの間、緊急地震速報が「鳴らないかもしれない」前提で備えておくと安心です。
- テレビやラジオを地震速報が流れる状態にしておく(在宅時)
- 防災アプリを入れておく(気象庁の情報を配信するものなど複数あります)
- お住まいの自治体の防災メールに登録する
- 家族や同居人の端末が別の通信会社なら、鳴ったら声をかけ合うルールを決めておく
- 日ごろから、揺れたらまず身を守る行動を確認しておく
エリアメールは、速報を受け取る手段の一つにすぎません。ひとつの手段が止まっても困らないように、入り口を複数持っておくのがいちばん確実です。
SNSの反応から見えること
投稿を眺めていると、「自分だけ鳴らなくて怖かった」「会社でほかの人のスマホだけ鳴った」といった声が目立ちました。命に関わる通知だけに、届かなかったこと自体への不安が大きい様子です。一方で、「今回は誤報だったから大事にならなかった」と冷静に受け止める声もありました。
ただ、本物の地震のときに同じことが起きたらと思うと、他人事ではありません。原因と再発防止策が示されるまで、注目が続きそうです。
よくある疑問
Q. どんな不具合だったのですか?
A. ドコモは「システム不具合」が原因と説明しています。詳しい内容は公式サイトの発表で確認してください。
Q. もう復旧しましたか?
A. ドコモは事象の解消まで配信されない場合があると案内しています。報道では復旧に数日かかる見込みとも伝えられています。最新の状況は公式発表をご確認ください。
Q. ドコモ以外は届いたのですか?
A. Xでは他社の端末は鳴ったという投稿が多く見られましたが、個々の報告であり、公式に検証されたものではありません。
まとめ
今回の件で分かったのは、通知が届く仕組みも、完全ではないということでした。ドコモの原因説明や復旧のお知らせは、公式サイトで確認できます。
「鳴るはずだから大丈夫」と思い込まず、この機会に、家族と地震のときの動き方と情報の入り口を見直してみてはいかがでしょうか。

