10月25日午前11時10分ごろ、小笠原諸島西方沖でマグニチュード7.0と推定される地震が発生しました。最大震度は3でしたが、東京都心や横浜、東北でも揺れを感じ、驚いた人が多かったようです。震源が深いこの地震は、なぜ遠く離れた場所で揺れたのでしょうか。
地震の概要:震源の深さと各地の震度
ウェザーニュースなどによると、震源の深さは約470kmで、地震の規模はM7.0と推定されています。最大震度3を観測したのは、東京都小笠原村の父島三日月山と母島でした。
このほか関東や東北でも揺れが観測されました。tenki.jpによると東京の千代田区で震度2、カナロコによると横浜市や川崎市でも震度2です。静岡県内では伊豆市と松崎町で震度1でした。津波の心配はなく、報じられた範囲では被害の情報もありません。
深発地震とは?なぜ津波の心配がないのか
深発地震とは、震源が非常に深い地震のことです。今回は、日本列島の下に深く沈み込んだ太平洋プレートの内部で起きたとみられています。
ウェザーニュースの解説では、深発地震は海底を大きく動かしにくいため津波が起きる可能性が小さく、余震も少ない傾向があるとされています。オホーツク海や日本海、三重県南東沖などでも、数年に一度、M6以上の同様の地震が起きると説明されています。
異常震域の原因:なぜ遠くが強く揺れたのか
通常の浅い地震では、揺れの強い地域が震央を中心に同心円状に広がります。ところが深発地震では、沈み込んだプレートに沿って揺れが伝わりやすく、海溝が延びる方向の遠い場所で揺れが強くなることがあります。これが異常震域です。
今回は揺れが北の方向に偏り、北日本や東日本の太平洋沿岸で揺れが目立ちました。小笠原で震度3だったのに対し、東京や岩手でも揺れを感じたのは、このためと考えられます。なお異常震域は、地震活動そのものが異常という意味ではありません。
SNSの反応と受け止め方
Xでは「異常震域」「深発地震」が上位ワードに入り、揺れを感じた人の投稿が相次ぎました。震度だけで安心せず、遠くで起きた地震でも自分の地域が揺れる可能性があると知るきっかけになったようです。
今後の備えと注意点
深発地震は余震が少ない傾向とはいえ、気象庁などの最新の発表を確認することが基本です。家具の固定、避難経路の確認、非常用品の見直しなど、日ごろの備えを点検する機会にしたいところです。
揺れを感じたときの行動と情報の確認先
遠い場所で起きた地震でも、揺れを感じたら、まず身の安全を確保するのが基本です。落下物から頭を守り、火を使っていれば落ち着いて元栓や火を確認します。その後はテレビやラジオ、気象庁の発表で、震源や津波の有無を確かめましょう。
深発地震は震度の割に広い範囲で揺れるため、予想外の地域で揺れが出ることがあります。スマートフォンの緊急地震速報の設定や、家具の固定が済んでいるかを、この機会に見直してみてください。
まとめ
今回の地震は、震源が約470kmと深い深発地震で、揺れが遠くに偏る異常震域が起きたとみられます。津波の心配はなく、被害の情報も報じられていません。震度の数字だけでなく、仕組みを知って備えることが大切です。

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