おでんにうどん、お正月のおせち。かまぼこは、日本の食卓のあちこちに登場します。そのかまぼこが「ピンチ」というニュースが、続けて報じられています。
宮城では老舗の倒産が相次ぎ、富山では、すでに値上げに踏み切ったメーカーも出ています。「じゃあ、私たちが買うときの値段はどうなるの?」という疑問を、報道をもとに整理しました。
- 米産すり身の日本向け価格が、今冬から1キロあたり1ドル引き上げられるという情報がある
- 富山のメーカーでは、すり身の仕入れ値が5年前より約4割上昇。一部商品は9月から30円値上げ
- エネルギー代、資材費、人件費もそろって上昇している
値上がりの背景
朝日新聞によると、すり身の輸入単価は今年8月に1キロ490円で、10年前の200円台後半から大きく上昇しました。県内の関係者の話として、米産すり身の日本向け価格が今冬から1キロあたり1ドル上がる情報もあり、警戒が広がっているそうです。これは確定した値上げ幅ではなく、あくまで業界内で出ている情報です。
富山の老舗はすでに値上げしていた
北日本放送の取材では、富山県魚津市のかまぼこメーカー「河内屋」の河内肇社長が、すり身の仕入れ値は5年前より約4割上がったと話しています。かまぼこは蒸したり焼いたり揚げたりと、必ず熱を加えるので、エネルギー代の上昇も響きます。フィルムなどの資材や人件費も上がっていて、同社は一部商品を今年9月から30円値上げしました。
ネットの反応をスレ風にまとめてみた
※ネット上で見られた意見の傾向をもとに、編集部で要約・再構成したものです。実際の書き込みをそのまま引用したものではありません。
それでも業界は動いている
厳しいニュースばかりではありません。河内屋は今夏、アラスカを訪れ、スケトウダラをすり身にする加工工場や、海上で加工する大型船を見学しました。「あの過酷なベーリング海で獲れた魚が、丁寧に加工されて日本に来る」という実感を持ち帰り、アラスカとの関係を深めることを活路に考えているそうです。また、同県の組合に加盟する業者は、1975年の73社から減り続けて、今は15社になっています。
私たちは何を気にしておくといい?
- しばらくは値上げや内容量の変更のニュースが出てもおかしくない
- お気に入りの商品は、見つけたときに買って応援する
- 地元のかまぼこ店の売り場を、ときどきのぞいてみる
まとめ
かまぼこの値上がりは、メーカーのわがままではなく、原料と円安とエネルギー代が重なった結果のようです。今冬の1ドル引き上げの情報が実際にどう影響するのかは、これから見えてきます。続報があれば、またまとめます。
参考:朝日新聞(10月23日配信)、北日本放送(10月16日配信)。価格や時期は報道時点の情報です。


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