10月30日、読売ジャイアンツは甲斐拓也捕手を東北楽天ゴールデンイーグルスへ金銭トレードで放出すると発表した。NHKやスポーツ報知、日刊スポーツなどが相次いで伝え、Xでも「甲斐拓也」「甲斐楽天」「甲斐さん」といった関連ワードが同時にトレンド入りしている。FA権を行使して巨人に加わってから、まだ2年しか経っていない。
甲斐拓也の楽天トレード、発表された内容は?
NHKによると、発表は10月30日。形式は金銭トレードで、巨人から楽天へ甲斐捕手が移る一方、交換相手の選手名は挙がっていない。甲斐捕手は33歳で大分県の出身。2024年オフにソフトバンクから国内FA権を行使して巨人入りした。
スポーツ報知は、そのときの契約が推定5年15億円だったと報じている。つまり契約の途中での移籍であり、各社が「異例」と表現しているのはこの点だ。大型契約を結んだFA移籍組が、数年のうちにトレードで別球団へ動く例は多くない。
なぜ巨人は放出したのか、球団側の説明
球団が理由として示したのは出場機会だった。日刊スポーツは、巨人の水野雄仁編成本部長が「せっかく来てもらったが…」と苦渋の決断をにじませたと伝えている。中日スポーツには「いい形で活躍できる場をと思っていたところ」と話したと出ており、Full-Countの見出しも編成本部長の「出場機会がなかった」という言葉を拾っている。
スポニチアネックスによれば、今季の一軍出場は13試合。捕手は特定の一人が長くマスクをかぶりやすいポジションで、控えに回ると経験豊富な選手でも出番が限られてしまう。球団としては、実績のある選手に試合に出られる環境を用意したい、という判断だったと受け取れる。
甲斐拓也とはどんな捕手か
2010年に育成ドラフト6位でソフトバンクへ入団し、2013年オフに支配下登録された。2017年に103試合に出場して一軍に定着すると、同年から6年連続でゴールデングラブ賞を獲得。2018年と2020年にはリーグトップの盗塁阻止率を記録し、ベストナインにも3度選ばれている(BASEBALL KINGの記事より)。
日本代表では2019年のプレミア12、2021年の東京五輪、2023年のWBCに参加した。強肩の捕手という評価は、こうした実績の積み重ねによるものだ。
楽天での役割と今後の注目点
日刊スポーツは解説記事で、楽天が純粋な戦力としてだけでなく、経験の浅い捕手たちの「先生役」としても期待していると伝えた。配球の考え方や投手との向き合い方など、数字に表れにくい部分を若手に伝える役目である。
移籍後の契約条件は公表されていない。5年契約の2年目を終える計算なので、単純に数えれば来季以降も契約年数は残るが、実際の扱いは球団の発表を待つ必要がある。パ・リーグ、とくに西武やソフトバンクとの対戦で、これまでの経験がどう生きるかも見どころになりそうだ。
補足すると、金銭トレードは選手同士を交換せず、金銭を支払って獲得する方法で、金額は通常公表されない。今回も金額は明らかになっていない。移籍後の契約の扱いについても公式な説明はなく、ここは憶測ではなく続報を待ちたい。また、10月はシーズン終了後の編成が動く時期で、巨人でも同じ日に複数の選手が自由契約になったと伝えられている。球団の戦力整理が進む中で、このトレードも発表された形だ。
まとめ
巨人が甲斐拓也捕手を楽天へ金銭トレードで放出した理由は、球団の説明によれば出場機会の確保にある。今季は一軍13試合にとどまり、5年契約の途中という異例の形での移籍となった。楽天では正捕手争いに加え、若手捕手の指導役も担うとみられる。続報が出れば、あらためて整理したい。(出典:NHK、スポーツ報知、日刊スポーツ、スポニチアネックス、中日スポーツ、Full-Count、BASEBALL KING)


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